データ集計の概要

Optpathではデータ分析やプロセスマイニングの初心者の方でも分かりやすく、使いやすい機能を提供しています。データ集計もその例に漏れず、ノーコードで高度なデータ分析を支援する機能となります。一方で、他の機能に比べてより詳細でカスタマイズ可能なデータをカバーでき、発展したデータ分析にも活かせる拡張性を兼ね備えています。データ集計機能を使いこなすことで、業務課題をより効率的に見つけたり、外部のデータツールと組み合わせた高度な分析を実現することが可能になります。

概要

データ集計機能を利用することで、業務プロセスを様々な切り口で分析するためのデータテーブルを作成し、集計することができます。集計単位と集計値の設定を通じて、新しい形式のデータテーブルをカスタマイズし、集計することが可能となります。この機能を使用することで、詳細なデータ分析を実現します。

目的

データ集計機能で想定される目的は大きく分けて2点あります。

  • 具体的な切り口で問題発見や原因探索を行う
  • ダッシュボードツール等にエクスポートし、業務指標の共有・管理を行う

集計単位と集計値

データ集計機能では、表示するデータテーブルをユーザー自身で定義することが可能です。テーブルを作成するためには”集計単位”と”集計値”を設定する必要があります。

集計単位: データを集計するための方法を決めるための要素

集計値: 算出する値の内容

集計単位と集計値の意味について理解するには、例を考えてみるのが直感的です。

例1

集計単位: アクティビティ

集計値: ケース数

表示されるテーブル: アクティビティごとのケース数

activity
cases
A
100
B
210
C
93

例2

集計単位: バリアント、アクティビティ

集計値: スループットタイム

表示されるテーブル: それぞれのバリアントに属するアクティビティごとのスループットタイム

variant
activity
throughput
A→B→C
A
10 days
A→B→C
B
2 days
A→B→C
C
3 days
B→A→C
A
8 days
B→A→C
B
4 days
B→A→C
C
3 days

利用ステップ

集計設定の作成

  1. データテーブル画面から「データ集計」を選択します。
  1. 必要な集計単位を選択します。
Notion image
  1. 必要な集計値を選択します。
Notion image
  1. データプレビュー画面で集計されるデータの内容を確認します。フィルター条件が適用されています。
Notion image
  1. Download CSVをクリックすることで、選択した形式のデータをCSV形式でダウンロードすることができます。
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