プロセスマップの基本
プロセスマップを用いることで、組織の業務プロセスを可視化し、分析することが容易になります。Optpathには、バリアントエクスプローラーとプロセスエクスプローラーの2つのプロセスマップがあります。これらを活用することで、プロセスの効率化、コスト削減、および顧客満足度の向上を目指すことができます。
ここでは、2つのエクスプローラーに共通する機能について説明します。
プロセスグラフの情報
プロセスグラフは、有向グラフ形式で表示されているプロセスの流れを表すグラフのことを指します。このグラフに表示されているノード(ボックス)とエッジ(矢印)がそれぞれ、アクティビティとコネクションを表します。
アクティビティ
業務プロセス内で実行された作業内容を表し、プロセスはこれらのアクティビティから成り立ちます。
アクティビティノードには、下記の情報が表示されます。
- アクティビティ名
- 当該アクティビティの名称です
- ケース数
- 当該アクティビティが発生しているケース数を表示します
- バリアントエクスプローラーでは表示されているバリアント内での当該アクティビティを含むケース数が表示されます
- プロセスエクスプローラーではフィルタリングの検出対象となる全ケースの中から当該アクティビティを含むケース数が表示されます
コネクション
先行アクティビティから、後続アクティビティへ移動するケースのパスを表したもので、アクティビティ-アクティビティ間の接続を指します。
コネクションエッジに表示される指標は、下記の4つで切り替えることが可能です。
- ケース数
- 当該コネクションを含むケース数を表示します
- 平均時間
- 当該コネクションのスループットタイムの平均値を表示します
- 単位は、オート、日、時、分で切り替えが可能です
- オートは秒、分、時、日、月から値の大きさに合わせて自動で切り替わります
- 中央値時間
- 当該コネクションのスループットタイムの中央値を表示します
- 単位は、オート、日、時、分で切り替えが可能です
- オートは秒、分、時、日、月から値の大きさに合わせて自動で切り替わります
- 総所要時間比率
- 各コネクションの「平均スループットタイム×件数」の値を計算し、それぞれの比率を合計が100%となるように表示します
- 業務工程全体の中で、どこに多くの時間が使われているかを見つけることが可能です
アクティビティ・コネクションの詳細
プロセスグラフのノードまたはエッジをクリックすると、当該アクティビティまたはコネクションのパネルが開き、詳細な情報を確認することが可能です。
アクティビティパネル
- フィルター追加
- 当該アクティビティに対して条件を設定し、フィルタリングを行うことが可能です
- ケース割合表示
- 当該アクティビティが、対象となるケースのうち何%のケースに含まれているかを示します
- アクティビティ指標
- ケース数: 当該アクティビティを含むケースの数(リワーク分がカウントされない)
- 発生回数: 当該アクティビティが発生している回数(リワーク分がカウントされる)
- アクティビティの分布グラフ
- アクティビティのスループットタイムのばらつきを示します
- アクティビティのスループットタイム: 当該アクティビティが直後のアクティビティに遷移するまでの時間
- 関連アクティビティ
- 直前: 対象となるケースのうち、当該アクティビティの1つ前に来ているアクティビティの種類と件数
- 直後: 対象となるケースのうち、当該アクティビティの1つ後ろに来ているアクティビティの種類と件数
コネクションパネル
- フィルター追加
- 当該コネクションに対して条件を設定し、フィルタリングを行うことが可能です
- ケース割合表示
- 当該コネクションが、対象となるケースのうち何%のケースに含まれているかを示します
- コネクション指標
- ケース数: 当該コネクションを含むケースの数(リワーク分がカウントされない)
- 発生回数: 当該コネクションが発生している回数(リワーク分がカウントされる)
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